イタリア語をウェブで勉強する人のための独学学習サイト:文法解説、例文会話集、練習問題集、イタリア語検定試験対策、イタリア人のネイティブ音声付き

イタリア語を効率よく勉強するには

いきなり思い切ったタイトルをつけましたが、私も理想的なイタリア語勉強法を模索中です。でも基本的な方法はあると思いますので、過去に聞いた勉強方法、私が実践して有効だった勉強方法を書いてみたいと思います。

1. 主要単語から覚える

イタリア語(外国語)を理解する上で最も重要なのが単語です。単語を多く知っているとイタリア人とのコミュニケーションも簡単になりますし、聞き取る能力も格段にアップします。
昨日覚えた単語がイタリア人との会話に出ると「あ、覚えた○○○という単語だ!」と急に会話の概要がくっきり見えてきます。
ではイタリア語の単語を効率よく覚えるにはどうしたら良いでしょうか?
それは使用頻度の高い単語から順に覚えるのがとても効果的です。イタリア語では使用頻度の最も高い1000語で一般の使用単語の85%をカバーして、2000語覚えるとなんと90%以上網羅できます(ちなみに日本語は2000語でも7割程度だそうです)。

本屋さんに行くと「使用頻度」の付いた単語集などがあります。ぜひ暇な時はパラパラめくって90%を網羅しましょう。1日3単語ずつ覚えれば・・・1年でゴールです。
私が気に入って使っているのが『白水社 新版イタリア基本単語集』です。頻度の高い2200語とその単語を使った例文が載っていて、これを一冊覚えるだけで9割達成です。(その他にも勉強に効果的な参考書は『イタリア語のお勧め参考書』のページで紹介しています)

2. 動詞の変化を覚える

動詞の活用形はイタリア語でとても重要です。動詞の活用形を間違えただけで主語が分からなくなって、話しが噛み合わなくなるからです。私もイタリア人と会話していて「だれのこと?君のことを話しているの?」とよく聞かれたものです・・・。
大多数の動詞の活用は規則がありますが、不規則動詞ほど重要な動詞であることが多いので、不規則動詞はぜひ丸暗記しましょう。動詞の変化がとっさに出ないとイタリア人との会話は成立しないのです。

白水社から出ている『イタリア語動詞活用表』が使えます。巻末の活用形逆引きはとても有益ですよ。

3. 前置詞(preposizione)

イタリア語の前置詞はほんとにくせ者です。perとかinとかdiとかが前置詞です。数は少ないけれど、決まった言い回しなどにはかなり多用されます。私が思うには言い回しを丸暗記するのが一番だと思います。例えば「外出する」は「Esco di casa」、「学校へ行く」は「vado a scuola」、「会社へ行く」は「vado in ufficio」。混乱しますね。

私が今も使っているのがイタリアの学校で買った『Le preposizioni italiane(イタリア語の前置詞)』。前置詞専門の教科書で、外国人向け教材なので全てが分かりやすいイタリア語で書かれていて、解説の他にクイズ式の練習問題も付いています。何度も読み返して頭にインプットしています。

4. 補語人称代名詞(pronome)

初級から中級へのステップアップで必ず必要になるのが「補語人称代名詞」です。あの、miとかtiとかloとかです。これをマスターすると綺麗なイタリア語になります。簡単なようでとっさに出てこないのがこの「補語人称代名詞」の悩みの種です。ぜひ一覧表を覚えて、常に使うことを心がけましょう。

この代名詞の勉強もイタリアの教材を使ってます。前置詞(preposizione)と同じ、外国人向けのイタリア語教材の出版社が出している『I pronomi italiani(イタリア語の代名詞)』という本です。このシリーズは勉強になります。

その他にも勉強に効果的な参考書は『イタリア語のお勧め参考書』のページで紹介しています



Copyright© ネットでイタリア語 - italiago.net All Rights Reserved.
メールアドレス info@italiago.net